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人獣共通感染症(Zoonosis:ズーノーシス)-蚊

実をいうと この人獣共通感染症に関する調査ってのは、2010年から取り組んでいたりします。母島・新夕日ヶ丘では、現在 環境省が希少昆虫類保全のため特定外来生物であるグリーンアノールを継続して捕獲していますが この捕獲を行った実感として「何があるのか」という点で個人的に「蚊が少なくなったような気がする」と思ったところからこれが出発している。

 でも、もっと掘り下げて考えると 過去身の回り(集落内という意味)でいろいろ不思議な事柄があったりして その当時は、「へぇ~」ぐらいしか思わなかったわけであるが 生物に深く関わる中で「もしやして」と思うようになっていた という背景は、あった。

 で、とにかくグリーンアノールの生息密度低下と蚊の発生数とどのような関係があるのかという部分について実のところ何もどこにもそんなデータはなく、仕方ないので月に一度の頻度で2010~2012年に調査を行った。調査方法は、夕方 日没前後に吸血しにくる蚊を捕虫網で捕獲し数量を計測するという極々簡単なもの。吸血対象となるのは、ほかならぬ自分自身である。であるから捕獲を怠ると 自分が吸血される羽目に・・・。

 余談ですが蚊の唾液には、血液(赤血球)などに寄生する原虫が含まれているとのことで吸血のために皮膚に吻を刺すときに感染するそうだってことを知りながらこういう調査を実施するのがなんとなく気分が悪い。まあ すべての蚊がそうしたものを保有しているわけでもないのだろうと思うが。とりあえず現状大丈夫なので 感染していないのだろう・・・。

 比較のために、グリーンアノール捕獲地とそうでないところで同じような方法で採集し比較してみたりしました。

 とまあ、ハエが初めての取り組みでなくて まああれです、2010年から取り組んでますよ~ってことが言いたいわけです。

 あと、昆虫の捕食者でありますグリーンアノールを駆除しますと 当然ながら捕食圧が低下することで様々な昆虫が増えます(蚊も昆虫です)、すると「じゃ、蚊も増えるじゃないか」って思うのですが なかなかそんな簡単には、コトが運ばないんですね。といういうのも昆虫が増えますと グリーンアノールに取って代わる捕食者が増えるんですよ、だから単純に増えるわけではないようです。蚊がどーであったのかは、現時点ではまだ公表できませんが。。。。ええっとね、確かこういうのを「在来昆虫の増加による在来捕食者の増加」とかなんとかって言うのだとどこかの大学生が言っていたような気がする。

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